パンは作り手を投影する。パンだけじゃないけど。
手づくりは面白いです。
熊本へ来て美味しいパンにたくさん出会った。
酒飲みなんで、出会うのはもっぱらお酒の席で。
餅は餅屋と言いますが、熊本の料理人さんが作るパンは、作るのやめてほしいぐらいレベル高いです。
独立しても、卸の営業には行けないなーって思いました。
それぞれのお店に合ったパンが既にあって、自分もそれをずっと食べたいと思ったし。
パンがあるお店では必ず注文します。
美味しいお料理がお皿に残した、旨味たっぷりの贅沢なスープを、ぬぐって食べないなんてもったいないが過ぎるから。
バイトをしていたトキワさんのパンは、高加水でもっちと系。ご飯に近い日本人好みな感じで、他谷さんのお料理にぴったり。家で真似して焼いたけど、あの味はえみさん(奥様)にしか出せない、と思った。
pegのひろみさんのパンは、逆にちょっと水分少なめで、全粒粉の甘みがあって野菜の優しい味にも相性バッチリ。以前、テイクアウトのお弁当にも入っていたけど、野菜から溢れる旨味汁をしっかり受け止めてたなーって思います。
新町のclasiqueさんのパン、種からおこしてるらしいです。パン職人を雇ってるんじゃ、と密かに疑っています。(写真は左座さんの試作です)
単体で食べても美味しいし、ワインとの相性も半端じゃない。
clasiqueさんへ行ったら、料理とワインとパンを思いっきり楽しむ。ちなみにデザートとコーヒーも抜群。実はパティシエも雇ってるんじゃ、と密かに疑っています。
熊本ではないけど、大牟田Nidoさんのパンも種からおこしていて、初めて食べた時よりドンドン美味しくなってる。
けいちゃんは、ドリアンの窯見学にも来た。情熱が恐い。
たくさん食べたいのを我慢して、パスタソースを拭えれば、昇天です。
本線とはズレますけど、料理とパンとワインの相性で言えば、大手門(福岡)のクロマニヨンさんとアルティザンさんの相性はもう…です。あんなに衝撃受けることは、後にも先にもないと思ってます。
行きたい。
で、何が言いたいかと申しますと、料理とワインにはパンが必要ですね。という話です。
トキワでバイトをしてて、お皿にパスタソースとかお肉のソースが残っていた時、ポッケにカンパーニュを忍ばせてこっそりぬぐって食べたいとずっと思ってました。(もしくは舐め回すか)
やったことはないです。
ぼくが焼きたいパンは、ポッケに忍ばせておいて、美味しい料理とかを見つけた時に一緒に食べたいパンです。多分。
どう食べてもらうか、どう提案していくか、考えてヨダレばかりが出る日々。
早くパン焼きたい。
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