ドリアン研修日記④
初めて師匠とお会いして、本にサインをもらい興奮した事を今だ鮮明に覚えています。師匠は、ぼくみたいな凡人とは明らかに違う、偉人(表現が間違っていたらすみません)だと思います。本を読んだ時「田村さんにしかこのやり方はできない」と感じました。でも、今は違います。
もうすぐドリアンの卒業生になります。14人目です。見学の方も含めて、各地に仲間がいます。きっとそれぞれに想いがあり、それぞれのパンづくりと暮らしをされているんだと思います。卒業生はこうあるべき、などということを書くつもりはありません。でも、ぼく自身は卒業後も師匠の真似を続けて、師匠のようになりたいです。夢とか目標ではなくある種の責任か使命です。師匠が本に書いていたことを本気で真似すれば、誰にでもできることを証明したい。なにより、自分がドリアンで過ごした日々の生活を、熊本でも実現したいのはもちろんのことですが。時間に余裕があり、しっかり利益も出して、それでいてお客さんから「ありがとう」と言ってもらえる。そこに「ありがとう」と返す。時間だけでも、お金だけでも、感謝だけでもない、それらがバランスよく整った暮らし。これが「師匠にしかできないもの」でないことを証明したい。そのことが、ぼくの卒業生としての役割で、師匠への恩返しのひとつだと思っています。
きっとぼくにできれば、もっと真似する人が増えて、もっと笑顔が増えるんじゃないかって思います。卒業しても日記は投稿し続けます。見ていてもらえると嬉しいです。いつか研修生を募集して、ドリアンで学んだことを次の世代に伝えられるようになりたいと思います。
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