ドリアン研修日記

ドリアン研修日記〜山口さん〜

ドリアン研修日記〜山口さん〜
独立の話ではなく、短期間、研修を共にした山口さんのお話です。

昨年、ドリアン研修から竹鶴酒造さんに蔵人で入り、夏は銀座の某有名飲食店で働き、それでも将来はSEになりたいという不思議な人。28歳のいわゆる、ゆとり世代。ぼくの研修が一週間過ぎた頃から少しだけ一緒に研修を受けることに。ゆとり世代に少なからず偏見があった上に謎の事前情報…ぼくはすっかり身構えていました。

でも実際は、とても礼儀正しい好青年。研修中は師匠の言葉を一文字も逃さぬようにメモを取り、たくさん質問をし、よく本を読む、向上心の塊のような人でした。勝手に持っていたイメージは1日でガラッと変わり、1週間が経つ頃にはゆとり世代に対する小さな偏見を改めるようになっていました。そもそも、ゆとり世代と一括りにすること自体が間違いなのかもしれません。どの世代にも、色んな人がいるわけで、なんなら山口さんと出会ってゆとり世代が未来を変えるんじゃないかと思うようになりました。

ぼくらの世代(84年生まれ)みたく、学生の頃主に情報源がテレビだった時代と違い、YouTubeやsnsから情報がいくらでも吸収できる時代を生きている世代は、なんとなく肩の力も抜けて発想が自由で、それでいてたくさんの自然災害を経験しているから、地球環境や食に関心が高い人が多い気がします。見学者含めドリアンに来る人は特に。師匠も本に書いてましたが、それをぼくは肌身に感じました。

真似は、世代なんて関係なくてどこからでもできるもの。ずっとバドミントンをしていたせいもあって、なんとなく歳下に教わったりする事が苦手でした。コーチをするようになって、歳下からもたくさん学ぶことはあると知ったけど、研修で山口さんに出会ってその気持ちは更に強くなりました。自分もゆとり世代についていけるように頑張らなきゃなって思うぐらいです。

鹿児島県出身の山口さん。九州に同志ができて嬉しいです。短期間の共同生活で、自分の弱点もよりわかったし、山口さんから色々と学びました。今後どう進化していくのか楽しみです。